この半年間、世界経済に最も影響を与えたものの一つが原油価格の急落である。世界的に需給関係が緩んでいる状況下で石油輸出国機構(OPEC)が減産を見送ったことでわずか6カ月の間に原油は4割を超す値下がりとなり、ルーブルなど資源国通貨の急落を招いた。一方、12月に入りトヨタが世界で初めて燃料電池車(FCV)「MIRAI」の市販を開始するとともに、ホンダ…