9種類9兆円の自動車関係税は、これからどうあるべきか―税収を道路整備に限ってきた「道路特定財源」の解体と“ねじれ国会”により、自動車税制改革の行方は混沌(こんとん)としている。ただ、高度経済成長時代に設計された税体系の歪さはもはや隠しようがない。自動車産業の国際競争力維持や国民のモビリティーの確保といった視点で、次世代をにらんだ税体系へのシフトが…