日産自動車は10月6日、新型「エルグランド」の累計受注台数が4日時点で1万300台に達したと発表した。目標の数値は公表していないが、日本マーケティング本部の柴田亮チーフマーケティングマネージャーは「目標を少し上回るペースで順調に受注できている」と話す。特に、上級グレードや高額なオプションを選ぶ人が多いという。今後は1万台に到達したことを踏まえた宣伝活動をホームページやデジタル広告で展開する。
グレード別の受注割合は「G」が57%、「オーテック」が14%、「オーテックライン」と「VIP」がそれぞれ10%。廉価仕様の「X」は9%にとどまり、上級グレードの比率が想定を上回っているという。
柴田氏は、先進運転支援システム「プロパイロット2.0」や米ボーズのオーディオシステムなどの人気装備をG以上に設定したことが要因と分析。実際、Gのメーカーオプション装着率を見ると、ボーズオーディオ単体が30%、プロパイロット2.0とのパッケージオプションが39%で、約7割がボーズを選択していた。
新規客の比率は30%で、発表・発売以降に限ると、38%に高まった。下取り車はエルグランドが属する「LLミニバン」が50%で最も多い。このうち、過半数は旧型のエルグランドが占めるが、トヨタ自動車の「アルファード/ヴェルファイア」からの代替も少なくないという。デザインに加えて「走りと乗り心地の良さで乗り替えを決める層が多い」(柴田氏)という。
購入者は40歳代(23%)と50歳代(31%)で全体の半数以上を占めており、60歳代も20%いた。30歳代以下は13%だった。性別は男性が92%を占めている。
納期は全体で4~5カ月。Gは比較的短いものの、オーテックとVIPは想定を上回る受注が入ったため、長納期になっている。残価設定ローンの利用率は3割強で、日産車の平均並みにとどまった。発売直後は現金で一括購入するユーザーが多いためで、今後は上昇するとみている。
日本自動車販売協会連合会(自販連、髙田靖久会長)が6日に発表した9月の車名別販売台数では、エルグランドは前年同月比9.3倍の1568台だった。前年同月は登録車ランキング上位50位圏外だったが、35位に浮上した。今後受注残の解消が進めば、順位が上向く可能性もある。


















