日産、北米にHV投入 新型「ローグ」を今秋発売 まずは4万1490ドルの中間グレードから

  • 自動車メーカー
  • 2026年9月25日 05:00

日産自動車は9月21日(現地時間)、北米市場にハイブリッド車(HV)を投入すると発表した。新型「ローグ」にシリーズハイブリッドシステム「eパワー」搭載し、今秋から発売する。ガソリン小売価格の上昇でHV需要が高まる中、燃費性能とモーター駆動による滑らかな走行性能を訴求していく。

ローグには、発電専用の排気量1.5リットル過給器付きエンジンを採用した最新の第3世代eパワーを搭載する。四輪駆動車ではシステム最大出力168キロワット(225馬力)で、日産の社内測定値では燃料1ガロン(約3.8リットル)あたり38マイル(約61キロメートル)の走行が可能だという。

eパワーはモーター駆動による静かで滑らかな加速が特徴だが、高速道路などの燃費が課題で、エンジンで直接駆動するシリーズパラレル方式が有利とされてきた。第3世代eパワーでは発電特化型エンジンの熱効率を42%まで高め、高速燃費は第2世代比15%向上したとしている。

新型ローグは、内外装を刷新。米グーグルの生成AI(人工知能)「ジェミニ」が使用できるインフォテインメントシステムや、車線変更支援機能を採用した「プロパイロットアシスト」なども特徴とする。

ローグのHVは日産自動車九州(福岡県苅田町)で生産し、輸出する。今秋発売するのは中間グレードの四輪駆動車で、価格は4万1490ドル(約655万円)から。上級グレードと廉価グレードは2027年初頭の投入を予定している。

日産は、北米市場へのHVの投入が遅れている。今年4月に発表した「長期ビジョン」では、米国市場で30年度に、25年実績から6.4%増となる年間100万台を販売する目標を公表している。日産の米国法人は「新型ローグハイブリッドは成長戦略を支えるコアモデルであり、ビジョンの実現を支える重要なモデルだ」とする。

関連記事