警察庁は9月3日、違反歴がある75歳以上のドライバーに義務付けている「運転技能検査」を、厳格化する方針を示した。高齢ドライバーのアクセル・ブレーキの踏み間違い事故が多い現状を踏まえ、検査の課題に「方向転換」を追加する。また、「一時不停止」に関しても、減点基準を大幅に引き上げる。検査内容を厳しくすることで、高齢者の交通事故の防止につなげる考えだ。
免許更新時に課せられる運転技能検査は2022年から施行されている。75歳以上の高齢者で、免許更新前の一定期間、信号無視や踏切不停止などの違反行為を行った者が検査の義務を負う。
警察庁が実施した追加調査によると、検査合格者の交通事故件数が、検査対象外の同世代の事故件数と比べて2倍以上となっており、検査のさらなる厳格化が必要な状況であるとした。
運転技能検査の項目に、新たにアクセル・ブレーキを正しく踏めているかを確認するための方向転換を追加する。また、追加調査で「一時停止」で減点されていたドライバーが多いことを踏まえ、交差点に進入するまで一時停止をしない一時不停止における減点基準を大幅に引き上げる。検査で一時停止に失敗したドライバーは、不合格とする。
警察庁は、27年度中の見直しを見込んでいる。


















