マツダは6月26日、オープンスポーツカー「ロードスター」を商品改良し、9月上旬に発売すると発表した。車外騒音規制に対応した一方、車内に響く吸排気音のチューニングなどを施すことで「逆手に取り、魅力に変えることに挑戦」(齋藤茂樹主査)したという。伊ブレンボ製ブレーキなどを標準装備した特別仕様車「PS」と、外装色「ジンクグリーンメタリック」も新たに設定した。
今年10月から国内で適用される加速走行騒音規制(UN-ECE R51-03)の「フェーズ3」に対応した。乗用車では従来から音量を2デシベル下げる必要がある。排気管の触媒の容量拡大などで対応できるものの、ロードスターは車重の軽さを特徴としており、対応に苦慮したという。
マツダは車体を軽量化しつつ、極力小さい触媒を積むことで重量増を10キログラム程度に抑え、静音タイヤも装着することで規制をクリアした。同時に、車内に響く吸排気音の増幅装置などを採用し、「走る楽しさ」を追求した。
商品改良に併せて設定したPSはピュアスポーツの略で、今年1月に発売した限定車「マツダスピリットレーシングロードスター」の開発で得られたサスペンションチューニングを施した。ブレーキはブレンボ製のキャリパーとローター、ダンパーは独ビルシュタイン製、ホイールはレイズ製を採用した。齋藤主査はPSについて「挑戦でもあり、われわれが一番つくりたかった仕様だ」という。
価格は、ソフトトップが295万9000円(消費税込み)から、ハードトップの「RF」が385万円(同)から。「PS」は366万3000円(同)。
現行の「ND型」ロードスターは2015年に発売した。25年は限定車効果もあり、発売から10年で現行として初めて販売台数が1万台を超えるなど、根強い人気を保っている。

















