メルセデス・ベンツ日本、Sクラスを大幅改良 パワートレインなど車両全体の半数を刷新 最新車載OSも採用

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  • 2026年6月12日 05:00

メルセデス・ベンツ日本(MBJ、ゲルティンガー剛社長兼CEO、千葉市美浜区)は6月11日、上級セダン「Sクラス」を大幅に改良して発売したと発表した。車両全体の半数以上を見直しており、ガソリンエンジンはクランクシャフトの構造を変えて新たな点火順序を採用するなど、パワートレインにも大きく手を加えた。メーカーが自社開発した新たな車載OS(基本ソフト)「MB.OS(メルセデス・ベンツオペレーションシステム)」も採用し、各種機能を充実した。

「S580 4マチックロング」(型式申請中)と「S450d 4マチック」をそろえる。S580に搭載しているV型8気筒ガソリンエンジンは「フラットプレーンクランク」など新たな技術の採用で、動力性能や環境性能を向上。48ボルトのマイルドハイブリッド機構も組み合わせた。最高出力は395キロワット、最大トルクは750ニュートンメートルとなっている。

S450dはクリーンディーゼル車で、電気加熱式触媒コンバーターを量産車として初採用して、冷間時の排ガス処理性能を高めた。

また、MB.OSにより、安全運転機能や通信などさまざまな車載機能を統合してコントロールをすることが可能になった。無線更新機能により、さまざまな機能のソフトウエア更新を行いやすくなった。

加えて、最新版のインフォテインメントシステムも搭載した。生成AI(人工知能)を活用した「バーチャルアシスタント」機能などを備えている。都内で開いた発表会でメルセデス・ベンツ・グループのSクラス開発責任者のフランク・ヴンドラック氏は、「自然な言葉を理解でき、同僚や友人、家族に話しかけるのと同じようにクルマに話しかけられる」と述べた。

ステアリングホイールには運転中でも視線を落とさずに操作できる物理ボタンを取り入れた。前席に「ヒーテッドシートベルト」も初採用した。

S450dはすでに予約受注を始めており、9月以降の納車を予定している。

価格はS450d4マチックが1598万円。S5804マチックロングの予定価格は2365万円(消費税込み)。

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