トヨタ、米国製ピックアップトラック「タンドラ」1カ月受注は20台超 直営店で知見深めて今夏以降に全国展開

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  • 2026年5月19日 05:00

トヨタ自動車は5月18日、米国生産の大型ピックアップトラック「タンドラ」の受注台数が発売から1カ月で20~25台になったと明らかにした。現在は直営販売会社のトヨタモビリティ東京(TM東京、佐藤康彦社長、東京都港区)のみで取り扱っており、注文者の多くは都内を中心とした関東エリアの富裕層だという。同車は国土交通省が2月に制定した米国製乗用車の認証手続きを簡素化する制度を初めて活用したモデル。TM東京はタンドラなど米国生産車を扱う専門部署を設置し、今夏以降の全国展開に向けて直営店で販売や整備の知見を深める。

同日、トヨタはタンドラと同じく米国生産の3列シートSUV「ハイランダー」を取り扱うTM東京の芝浦店(同)で報道陣に両モデルを公開した。両モデルは4月2日に発売し、ハイランダーの受注は1カ月で約5台となった。タンドラの月間販売目標は80台、ハイランダーは40台としており、受注の進ちょくについて「立ち上がりはTM東京のみなので想定通り。全国展開では基準台数程度になる」(トヨタ担当者)という。

TM東京では、両モデルについて4月2日に購入相談申込フォームを開設し、商談などを専門に行う「インポート室」を新設した。両モデルともに基本的に現地仕様の状態で輸入するが、国内で使用できない機能の説明などを専任部署で丁寧に対応しているという。

問い合わせ件数は現時点で約180件に上る。タンドラの購入層は、車両価格が1200万円(税込)で車体サイズも大きいことから複数所有を前提とした富裕層が中心だ。国内に競合車種がほとんどなく、左ハンドルということもあり、ピックアップトラックのコアなファンが多くを占める。一方、ハイランダーは右ハンドルで、3列シートSUVのカテゴリーは輸入車などに競合車も多いことから、ファミリー層の乗り替え検討が多いという。

トヨタはTM東京と協力し、全国展開する今夏までに販売店対応やメーカー側のオペレーションなどの課題を洗い出し、本格的な全国展開を目指す。現在、取り扱いを希望する販社を募っているが、現時点では全都道府県で少なくとも1社以上の販社が手を挙げており、全国で販売、整備ができる体制を確保した。

トヨタは米国生産のセダン「カムリ」も国内に投入する。導入時期や販売規模は公表していないが、2023年まで国内販売していた車種だけに、販売計画は年間1万台規模になる見通しだ。また、カムリの値付けについて、水藤崇司日本商品・需要部部長は「お客さまがお求めやすい価格をつけたい」としている。

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