ソフト99コーポレーションは2月17日、旧村上ファンド出身者が設立した投資ファンド「エフィッシモ・キャピタル・マネージメント」による追加のTOB(株式公開買い付け)に賛同し、株主へ応募を推奨すると発表した。
エフィッシモは、ソフト99の田中秀明前社長によるMBO(経営陣が参加する買収)への対抗TOBが成立。25年11月に議決権ベースで約36%を保有する大株主になった。さらに、1月22日には、経営権の取得も視野に追加のTOBを開始した。
ソフト99は追加TOBの開始時点で、企業価値の向上や株主の利益確保について精査するため、意見表明を留保。同時に独立した財務・法務アドバイザーを起用して追加TOBの公正性や妥当性について検証するとともに、今後の対応策を検討してきた。
ソフト99は、エフィッシモが追加TOBの目的としている「少数株主への再度の判断機会の提供」「中長期的な企業価値向上のための一定の影響力の確保」の2点について検証。「少数株主の保護に資するもので、正当かつ合理的である」「当社の経営陣が事業環境などを踏まえて検討・実施する企業価値向上施策への制限を最小限に留めるものである」と判断し、追加TOBへの賛同を表明することを決めた。
エフィッシモの追加TOBは、発行済み株式数の約64%に相当する1379万762株を、対抗TOBと同額の1株4100円で買い付ける。取得総額は約565億円。買付予定数の下限と上限は設定しない。
追加TOBの焦点は、議決権ベースで約3割を保有するソフト99の創業家株主の動向だ。ソフト99による賛同表明を創業家株主がどう判断するかが注目される。


















