NTN、自動車向け主力製品の生産拠点再編を加速 電動化シフトでコスト削減も

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  • 2026年1月28日 05:00

NTNが、ベアリングや等速ジョイントといった自動車向け主力製品のグローバル生産拠点の再編を加速している。自動車の電動化も見据えた生産コスト削減につなげる。2027年3月期を最終年度とする3カ年の中期経営計画で、過剰気味だった生産能力の適正化を柱とした約350億円の構造改革費用を計上している。

ベアリング生産拠点の再編は、国内で磐田製作所(静岡県磐田市)が保有するボールベアリングの生産機能の一部について、和歌山製作所(和歌山県橋本市)への移管を28年1月までに完了する。台湾の協力メーカーにも生産を委託する方向で、製品納入先の企業の協議など、準備を進めている。

海外ではカナダの拠点で、ボールベアリングや車軸(アクスル)の回転をスムーズにするアクスルベアリングなどの生産を26年春に終了。ドイツのアクスルベアリングなどの生産についても、26年夏にフランスやルーマニアの拠点に分散する。

アクスルベアリングについては、先行して中国の生産再編を25年春までに実施。南京の機能を上海に集約した。

等速ジョイントの生産再編は、25年春にブラジルでの生産を終了。他拠点からの製品供給に切り替えた。

こうした生産拠点の再編は、構造改革による主力製品の生産態勢の最適化とともに、将来を見据えた戦略製品の開発機能の構築にもつなげる。

NTNは磐田製作所を、今後の成長領域として着目する「ブレーキ用ボールねじ」の拠点として再定義する。

ハイブリッド車(HV)については、電動油圧ブレーキで全車輪を一律制御するためボールねじは1本で済む。電気自動車(EV)は、4輪にそれぞれ独立して制御する電気機械ブレーキが使われるため、ボールねじが4本必要になる。

NTNは、EVの本格的な普及によりブレーキ用ボールねじの需要が高まり、収益事業の新たな柱になると判断。今回の構造改革による生産拠点の再編を契機として、磐田製作所を、ベアリングと等速ジョイントに続く第三の主力製品として育てていく拠点とする。

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