韓国ヒョンデ・グループは「CES2026」に合わせ、自動運転技術のロードマップと商用化計画を発表した。グループの自動運転企業「モーショナル」が主体だ。今年の早い段階で、ラスベガスでパイロット(試験)運用を開始し、年末までに、自動運転「レベル4」(特定条件下での完全自動運転)の無人ロボタクシーサービスを商用展開する計画だ。状況判断を人工知能(AI)が行うエンド・トゥー・エンド(E2E)の技術に移る計画も示した。ヒョンデとして、収集されるデータの活用なども視野にいれているもようだ。
試験段階では、安全性の監視や乗り心地、顧客体験の検証のため、運転席にオペレーターが同乗。年末までに、完全無人ロボタクシーサービスを本格的に商用展開する計画だ。商用サービスは、顧客の利便性を高めるため、グローバルな配車サービス企業と提携して提供する 。
ラスベガスはホテルや繁華街が多く、自動運転の検証のうえで要求水準が高い環境として知られているという。モーショナルはホテルやショッピングモール内の混雑した指定乗降ゾーンでの運用や、繁華街特有の停車制限への対応など、技術の蓄積があるという。
自動運転性能を向上させるため、認識・判断・制御を個別のモジュールでつなぐ従来方式から、人工知能(AI)と機械学習を用いて統合的に判断・出力する方式へと移行する。膨大な走行データを活用した大規模走行モデル(LDM)を構築。予測不能な交通状況への対応力を強化する。
モーショナルのローラ・メージャー最高経営責任者(CEO)は会見で、「無人タクシーの展開地域を内外で広げ、乗用車向けにも提供できる自動運転システムとして、自動車メーカーへの提供も検討する」と語った。
ヒョンデ幹部は取材に「収集されるデータの活用などを含め、さまざまな選択肢がある」とし、グループの自動運転技術の向上につなげる可能性も示唆した。




















