日野と三菱ふそう、新社長はダイムラートラックから 日野はサティヤカーム・アーリャ氏 ふそうはフランツィスカ・クスマノ氏

  • 人事・組織改正, 自動車メーカー
  • 2025年11月5日

日野自動車と三菱ふそうトラック・バスは11月4日、来年4月1日の経営統合に合わせて、ダイムラー・トラック出身の新社長がそれぞれ就任する予定だと発表した。日野の社長にはダイムラー・インディア・ コマーシャル・ビークルズの社長を務めるサティヤカーム・アーリャ氏(52)、三菱ふそうの社長には メルセデス・ベンツ・スペシャルトラック・カスタムテイラートラック事業部門の責任者を務めるフランツィスカ・クスマノ氏(36)が就く。

両社は統合会社アーチオン傘下の事業会社となる。三菱ふそうのカール・デッペン社長はアーチオンの代表取締役CEO(最高経営責任者)に、日野の小木曽聡社長はアーチオンの取締役CTO(最高技術責任者)に就く。アーチオンの取締役会は独立社外取締役4人を含む9人で構成する。

日野、三菱ふそうともにダイムラー出身者がトップに就任した理由について、デッペン社長は「両社とも売り上げの多くを生む国外の市場への理解と、日本での経験を持った人材を選んだ」と話した。アーリャ氏はかつて印マルチ・スズキや、仏ルノーと日産自動車の共同購買組織に所属し、クスマノ氏も三菱ふそうのエンジニアを務めた経歴を持つ。

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