GSユアサ、パナソニックの中国鉛蓄電池事業の買収を中止 需要低迷や地場メーカーとの競争で事業継続が困難と判断

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  • 2023年4月1日

 GSユアサは、産業用鉛蓄電池を手がける「パナソニックストレージバッテリー瀋陽有限公司(PSBS)」の買収を中止すると発表した。

 同社は2015年に約300億円でパナソニックホールディングス(HD)の鉛蓄電池事業を買収すると発表。GSユアサエナジー(吉井史彦社長、静岡県湖西市)を設立して日本国内の事業をパナソニックHDから引き継いだが、中国ではコロナ禍の需要低迷に加え、地場メーカーの台頭で鉛蓄電池の低価格化が急速に進み、事業継続が難しいと判断した。PSBSは事業を終了する見通しだ。また、パナソニックエナジータイについても買収を中止した。

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