ダイムラートラック、大型EVトラクターの量産スタート 満充電で500km走行可能

  • 自動車メーカー
  • 2024年9月18日

 ダイムラー・トラックは、11月末から大型電気トラクター(けん引車)「メルセデス・ベンツ eアクトロス600」を独ヴェルト工場で量産すると発表した。2023年末に販売後、すでに2千台を受注している。

 1回の充電で500キロメートル走る。法的に定められたドライバーの休憩中に充電すれば一日1千キロメートル以上を走行できるという。バッテリー容量は600キロワット時以上。独自で新開発したeアクスルを搭載する。eアクスルやトランスミッション部品などは、マンハイムやカッセル、ガゲナウにある工場で生産する。

 同社は、24年夏にeアクトロス600のプロトタイプ2台で約7週間の実証を実施。それぞれ総重量40トンで、欧州22カ国・1万5千キロメートル以上を走り、性能を確認したという。

 17日から独ハノーバーで開かれている「IAAトランスポーテーション2024」でも披露されている。

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