2022年2月の自動車輸出、7.4%減 主要仕向け地が揃って減少 日本自動車工業会

  • 自動車メーカー
  • 2022年4月1日

 日本自動車工業会(自工会、豊田章男会長)がまとめた2月の輸出実績は、前年同月比7.4%減の31万2462台となった。輸出台数が減少するのは2カ月連続。半導体不足の影響などで乗用車メーカー8社の2月の国内生産台数は1.6%減と7カ月連続で減少しており、輸出台数も落ち込んだ。

 国別の実績では最大仕向け地の米国が同1.7%減の11万1689台と前年と同等の水準だったものの、オーストラリアが同12.7%減の3万78台、中国が同8.2%減の2万199台、サウジアラビアが同12.0%減の1万1396台などと主要仕向け地の多くが減少。3月初旬から各社が輸出を停止しているロシアの2月の実績は同3.2%減の7869台だった。

 車種別では乗用車が同8.4%減、バスが同0.4%減と落ち込んだ中で、トラックのみが同0.6%増とプラスになった。自工会が同日発表した商用車を含む1月の国内生産台数は同20.4%減の54万6951台だった。

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