オートモーティブワールド 出展企業の見どころ

  • 2020年1月7日
  • PR

【会期】2020年1月15日(水)~17日(金)

    10:00~18:00(最終日のみ17時まで)

【会場】東京ビッグサイト(西・南/青海 展示棟)

ボルグワーナー 

電気自動車用小型バッテリーパックを日本初展示

 ボルグワーナーは青海展示棟A3ブース54番において、ハイブリッド車および電気自動車向けの先進的な電動化ソリューションを出展する。注目すべき製品は、日本初展示となる「電気自動車向け小型バッテリーパック」だ。同製品は昨年ロメオパワーテクノロジー社と設立した合弁会社によって研究開発された。サーマルエンジニアリングおよびバッテリーマネジメントに関する独自の専門知識を生かし、航続距離と性能を飛躍的に向上させることを目指している。

 そのほか、統合ドライブモジュール「iDM」やオンアクシスおよびオフアクシスの「P2ハイブリッドモジュール」、S巻線ワイヤーフォーミングプロセスを用いた「P2ドライブモジュール」、ピュアEVの走行や回生ブレーキなどのハイブリッド機能を実現する「48Vソリューション」も見どころだ。

 これらのイノベーションと併せて展示する「eTurbo」は、タービンと同じ単一のシャフトに取り付けられたモータージェネレーターとパワーエレクトロニクスを統合したターボチャージャー。モーターとして機能する際はタービンをアシストしてエンジンに補助吸気を供給し、フローによってタービンのエネルギーが必要以上に発生する際は発電機として機能し、余分な排出エネルギーを電気エネルギーに変換することが可能だ。

http://www.borgwarner.com/home/

ローム 

「機電一体」のコンパクトなインホイールモータは必見

 ロームはⅹEVの進化に貢献するSiCパワーデバイス、自動運転・ADASの安全をサポートするソリューション、車載システムの開発工数を削減する最新アナログICなど、近未来のモビリティ社会を支える半導体ソリューションを紹介する。

 本格普及期に入ったSiCパワーデバイスでは、東京大学藤本研究室、ブリヂストン、日本精工、東洋電機製造と共同研究を進めている「第3世代走行中ワイヤレス給電インホイールモータ」のデモ機を初展示。SiCパワーモジュールを搭載し実現した「機電一体」のコンパクトなインホイールモータは必見だ。

 コックピット型デモ機では、故障時の独自アラーム機能など、機能安全に対応した液晶表示ソリューションのほか、自動運転・ADASの安全をサポートする最新機能を体感できる。

 低消費電力化や部品点数、ノイズ設計工数の削減など、車載システム構築の課題解決にはロームの「回路」「レイアウト」「プロセス」技術を融合させたアナログICを提案。新たに、コンデンサレスでも安定動作可能な「NanoCap(ナノキャップ)TM」技術を搭載し、圧倒的な耐ノイズ性能でノイズ設計工数削減にも貢献するオペアンプを展示する。

http://www.rohm.co.jp/

フェローテック 

ペルチェ素子、磁性流体、半導体放熱用基板で自動車の課題を解決

 フェローテックは「第12回オートモーティブワールド」で〝ペルチェ素子″〝磁性流体″〝パワー半導体用基板″の展示を行う。自動車の電動化や自動運転化により生じる、熱問題、低消費電力の要求、快適性などの課題を解決するソリューションを提案していく。

 既に自動車の温調シートで採用実績のあるペルチェ素子では、温調シート以外にもカップホルダ、曲がるペルチェ、キャビンヒーターなどで電動化、自動運転化で高まる車室内の快適性のニーズに応えていく。また、自動運転に不可欠なCMOSカメラ、GPUの温度調節の提案も行う。ペルチェ素子だからこそ実現可能なアクティブ温調をPRしていく。

 磁性流体では、機械的駆動力を必要とせずに自己循環が可能など軽量・コンパクトで省電力の熱輸送システムや、振動制御用のMCFダンパ、残留磁場が無い特性を活かし正確なバッテリー残量検知が可能な電流センサーなどを展示する。

 また、パワー半導体用基板では、DCB基板に加えて、信頼性の高い窒化ケイ素を用いたAMB基板もラインアップし、需要が増加するモータ制御用インバータの回路基板への提案を進める。

http://www.ferrotec.co.jp/

 

JFEケミカル 

軽量化展で機能性化学品への取り組み、EV-HEV技術展で 電池負極材やフェライト材料を紹介

 JFEケミカルは、JFEグループの化学事業分野を担い、電池材料、磁性材、精密化学品、プラスチック成型材の4分野で機能性化学品事業を展開する。今回はクルマの軽量化技術展で「機能性化学品への取り組み」、EV・HEV駆動システム技術展で「電池負極材」、「フェライト材料」を紹介する。

   車載LIB用負極材は、中国で立ち上げる合弁会社の新工場でニードルコークスを原料とする人造黒鉛負極材を生産し、EV・HEV向けに、ほぼすべての負極材の量産体制を揃える。また、「全樹脂電池」と呼ばれる新型LIBを開発したAPB社に出資し、全樹脂電池の負極材向けにハードカーボンの供給を計画する。

   フェライト材料は、グループ内で原料粉から製品まで一貫製造しており、顧客要望への対応力の高さに強みがある。EV・HEV向け直流変圧器用途向けフェライトコア需要の拡大に伴い、国内事業の30~40%を車載分野が占める。海外では中国、タイで生産しており、さらなる生産品質向上を進める。

   プラスチック成型材(ケープラシート)は、軽量素材として主に天井用基材に採用される。今後は剛性や吸音性、遮熱性などを切り口とした、新規用途開拓へより優れた製品を提供する。

http://www.jfe-chem.com/

ミック電子工業 

シンプル構造で部品点数が少ない自動車用スイッチ

 ミック電子工業(東京都品川区)は1968年の創業以来、一貫してスイッチに特化し、オリジナリティーに富んださまざまなスイッチを産み出し続けてきた。顧客のニーズに合わせて、設計開発もフレキシブルに対応することでシェアを拡大してきた。

 自動車部品市場へ参入したのは97年。さらに2007年以降は現在の自動車関係の主要製品である、電動シート調節用のシートスイッチの製造を始めた。

 同社の自動車用スイッチはシンプルな構造で部品点数が少なく、軽量化を実現しており、多くの自動車メーカーで採用されている。さらに、自動車関係のスイッチにおいても、さまざまな新製品を開発している。シートスイッチとランバースイッチを一体化した「12WAYシートスイッチ」をはじめ、小型軽量化を達した「小型シートスイッチ」や「ランバースイッチ」、「給電レール」、「操作系スイッチ」など多岐にわたる。給電レールはスライド式のセカンドシートやサードシートに電源を供給する。これらの製品は同社のブース(青海展示棟・小間番号A20-30)で展示される。

 ミック電子工業はこれからも、積極的にスイッチの開発を継続していくことで、自動車用スイッチのシェア拡大を図る。

http://mik-e.co.jp/ja

 

創研光電(CREATE ELECTRONIC OPTICAL) 

自動車向けのデジタル映像製品にフォーカスをあてた製品開発

 創研光電(CREATE ELECTRONIC OPTICAL)は2004年の設立で、台湾の新北市に本社オフィスおよび工場を構えている。同社の主要マーケットは日本市場となっており、全体の95%を占めている。

同社では、主に自動車向けのデジタル映像製品にフォーカスをあてた製品開発を行っている。主要製品としては、ドライブレコーダー、カメラモジュール、360度アラウンドビューシステム(AVM)となっている。

 19年にはAI検知応用技術の製品を開発し、ドライブレコーダー、カメラ、ADAS、ドライバーモニタリングシステム(DMS)、360度アラウンドビューシステム(AVM)などの製品に技術活用し、画像検知の機能を付け加えている。これらの技術は、様ざまな車両での使用に適しており、より安全で安心できるドライブを提供することを可能とした。また、一般的な車両に加えて、トラック、バス、建設車両、農業車両、建機にも、AI技術を応用することで、車両周辺の接近物を検知し、安全性を高めることを可能としている。

 同社の生産ラインは、全自動と半自動の設備を兼ね備えたCLASS1000のクリーンルームにおいて、製品の組立と試験を行っている。

 これらの技術や生産ラインを備えた同社では日本の顧客に対し、技術生産コストを削減し安定して一貫した製造および高い品質を提供できる生産工程の提供をアピールしたい考えだ。

http://www.create-eop.com.tw/index.php?lang=jp

フォーユーエクスプレス 

手軽な利用料金と確実で迅速対応の「ハンドキャリー」業務

 フォーユーエクスプレス(東京都中央区)は、航空機などの各公共交通機関の預け入れ荷物または手荷物として貨物を輸送する「ハンドキャリー」業務を展開している。定期便として羽田空港・上海浦東空港間の輸出入便を土曜を除く毎日運行している。料金は3キログラム以下は一律1万円と利用しやすい設定とするほか、当日即配を可能とした迅速な体制が好評を得ている。

 上海への輸出定期便では、午後4時までの受付(指定場所)で、午後9時には上海浦東空港での引き渡しが可能。また、上海市内を始め各地域への配送も受け付けている(別料金)。羽田への輸入定期便は、午後3時までの受付(指定場所)で午後9時30分には羽田空港での引き取りが可能となっている。

 また、中国国内での代理店網も整備されており(北京、天津、大連、青島、合肥、武漢、成都、重慶、福州、広州、深●)、各地から集配した荷物を上海経由で羽田空港に運ぶこともできる。

 このほか、アジア、ヨーロッパ、アメリカなど各地域へのチャーター便の手配も受け付けている。

 手軽な利用料金と確実で迅速な対応を実現する「ハンドキャリー」需要は、定期での利用をはじめ緊急時の対策など様々なケースでの利用拡大が見込まれている。

 

 ●(伏字)=土へんに「川」。左が「土」、右に「川」

http://foryouexpress.jp/

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  • オートモーティブワールド事務局
  • Tel: 03-6628-5715
  • Email: visitor-auto@reedexpo.co.jp
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