エクセディは、英国子会社が開発した乗用車用インホイールモーターが2027年に市販する予定のルノーの電気自動車(EV)「ルノー5ターボ3E」へ採用が決まったと発表した。欧州の自動車メーカーが製造する乗用車にインホイールモーターを搭載して市販するのは初めて。
ルノー車に採用が決まったのは、エクセディが今年3月に買収したプロティアン・エレクトリックが開発したインホイールモーター。ギアやシャフトを持たないダイレクト駆動で、動力伝達ロスを低減できる。高い応答性を持つ4輪独立制御によって走行安定性能や操縦性能、安全性の向上が図れる。
インホイールモーターは駆動用モーターをタイヤ内に内蔵する駆動装置で、機械と電気、制御を一体化したもの。車室内空間を拡大できるほか、車両制御や運動性能の向上、設計自由度も拡大できる。プロティアンはインホイールモーターの市場投入実績があり、強みを持つ。
エクセディはインホイールモーター技術を活用すれば2輪駆動用に開発された電動車向けプラットフォームを迅速、低コストで4輪駆動化できることなど、自動車メーカーの関心も高いことから、プロティアンを買収。エクセディの技術と融合して電動車向け部品の競争力強化を図っている。
エクセディはルノー車への採用が決定したインホイールモーターに加え、今後も他のモデルや、ルノー以外の自動車メーカーからの受注獲得に向けて、グループ連携で開発と販売活動を強化していく。

















