2026年4月の欧州新車販売、3カ月連続プラス 中国勢が躍進 チェリーは4.2倍 日本メーカーは伸び悩み

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  • 2026年5月29日 05:00

欧州自動車工業会(ACEA)が5月27日に発表した4月の新車販売台数(主要31カ国、乗用車)は、前年同月比7.0%増の115万2315台で、3カ月連続で増加した。電気自動車(EV)、プラグインハイブリッド車(PHV)が大きく伸びた。メーカー別では比亜迪(BYD)や上海汽車集団(SAIC)に加え、奇瑞汽車(チェリー)、零跑汽車(リープモーター)も上位に名を連ねており、中国勢の存在感が高まっている。

パワートレイン別では、EVが同38.3%増の25万5296台、PHVが同20.3%増の11万8645台だった。ハイブリッド車(HV、マイルドハイブリッド車含む)も同12.7%増の41万9556台でパワトレ別の首位を維持している。これらの電動車で全体の68.9%を占めた。

メーカー別では、首位のフォルクスワーゲン・グループが同3.5%増の30万8332台、ステランティスも同6.7%増の17万6859台と好調だった。一方、ルノー・グループは同3.6%減の10万6484台だった。

大きく台数を伸ばしたのが中国勢で、「ボルボ」ブランドを持つ吉利汽車(ジーリー・グループ)が同9.1%増の3万6405台、「MG」を展開するSAICが同35.3%増の2万9308台とけん引。さらにチェリーは昨年同月の4.2倍となる2万4398台で、スズキやマツダ、ホンダ、三菱自動車の台数を上回った。リープモーターも同5倍の8745台と急増した。

日本メーカーは、中国生産車が好調なマツダ(同20.9%増)のほか、ホンダ(同15.8%)が増えたものの、トヨタ自動車(同0.8%減の7万5424台)や日産自動車(同9.8%減の1万7692台)は伸び悩んだ。

電動車が好調な背景には、ガソリン価格の高騰と購入補助金があるとみられる。日本の資源エネルギー庁によると、ドイツのガソリン小売り平均価格は4月時点で400円台前後にまで急騰。また、ドイツやフランスでは、車両価格などに条件を設けてEVの購入を補助している。

欧州では中国製EVに最大45.3%の関税を課しているものの、中国メーカーは内燃機関車を含めて販売が好調だ。グローバル向けプレミアムブランドを展開するなど攻勢をかけ、域内でのシェアを着実に増やしている。

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