あいおいニッセイ同和損害保険は、メタバース(仮想空間)に関する事業を展開するモンドリアン(角田拓志社長、東京都中央区)と子ども向けの交通ルール学習ゲームを開発したと発表した。オンラインのゲーミングプラットフォーム「ROBLOX(ロブロックス)」で提供を始めた。子どもたちがゲームを通じて交通ルールを学べる機会を提供することで、交通事故削減につなげる狙いだ。
世界中で1億人以上のユーザーを抱えるロブロックス内で、交通ルールを学べるゲームコンテンツを提供するのは、損保業界で初の取り組みとなる。
ゲームタイトルは「みんなでトライ!交通安全クエスト」。現実の交通環境を模したメタバース空間に、信号機や横断歩道などの交通インフラをバーチャルで再現している。プレーヤーは歩行者として、仮想の町を移動し、ゲームを進行することで正しい交通ルールを学ぶことができる。
あいおいニッセイ同和損保は今後、自治体や教育機関、企業・団体などと連携して交通安全活動を展開する中で、ゲームコンテンツをイベントや学校授業などで活用し、交通事故削減に取り組んでいく考えだ。