国土交通省は4月18日、2024年度のリコール総届け出件数と総対象台数の速報値を公表した。対象台数が最も多かったのは、ダイハツ工業が24年9月20日に届け出た「タント」など計15車種。前部座席の取り付けボルトの締め付けが不適切であるとして、171万607台をリコールした。
24年度の総届け出件数は、23年度より12件少ない337件だった。内訳は、国産車が167件、輸入車が170件だった。
総対象台数は53万9249台少ない756万4968台。このうち、国産車は692万4715台、輸入車は64万253台だった。
23年度は、デンソー製の燃料ポンプを搭載した車両のリコールが多発した。24年度はその分が減少したことで、届け出数もマイナスになったとみられる。
国交省はリコール内容などを分析し、26年春頃に詳細を公表する予定。