2024年度の普通トラック(積載量4㌧級以上、中・大型の合計)の国内新車販売は、前年度比3.9%増の7万252台となり、2年連続で前年度実績を上回った。いすゞ自動車と三菱ふそうトラック・バスが前年度を下回ったが、日野自動車とUDトラックスが1割以上増え、全体を押し上げた。課題だった架装能力のひっ迫が改善に向かったことも登録実績につながったとみられる。

 メーカー別で、日野は大型トラックが同32.5%増、中型も同16.8%増と大幅に販売を伸ばした。UDも大型、中型ともに増えた。いすゞは中型が好調だったが、大型のうち積載量9㌧以上の販売が振るわなかった。三菱ふそうは大型・中型ともに前年度実績を割り込んだ。シェア首位はいすゞで37.3%(同3.3㌽減)。日野は27.6%と前年度から5㌽増えた。

 3月の販売は前年同月比5.4%増の8741台で、6カ月連続で増えた。大型が同1.4%減だったが、中型が同26.9%増と大幅に増えた。シェアトップはいすゞで44.9%だった。