京都工場で生産している小型車「トール」

ダイハツ工業は3月21日、ばね部品などを手掛ける中央発條の藤岡工場(愛知県豊田市)で発生した爆発事故の影響で停止していた3工場の稼働予定を発表した。滋賀第2工場(滋賀県竜王町)と京都工場(京都府大山崎町)は27~28日、本社工場(大阪府池田市)は27~4月1日まで稼働する。26日は3工場とも停止し、滋賀第2と京都工場は31日~4月1日も稼働停止とする。4月2日以降の稼働については来週中に判断するとしている。

滋賀第2工場では小型SUV「ロッキー/ライズ」、スーパーハイトワゴンの軽自動車「タント」など、京都工場では小型車「トール/ルーミー」、トヨタ自動車の受託生産車「プロボックス」などを生産。本社工場では軽スポーツカー「コペン」を生産している。

中央発條の爆発事故は、藤岡工場(愛知県豊田市)第3工場で6日午前に発生。従業員1人が死亡し、2人が負傷。建屋も屋根など一部が損傷した。その後、安全が確認されたため、11日午後3時から被災したライン以外のすべてのラインで生産を再開。合わせて藤岡工場内で可能な代替生産を開始した。被災した生産ラインの復旧時期については未定としている。