ブラックベリーは「CES2025」で、米マイクロソフト(MS)との協業を発表した。事業部門のQNXがMSのクラウドサービス「Azure(アジュール)」に対応し、自動車メーカーがクラウド内でソフトウエアの構築、試験、改良を容易に行える環境を実現する。これによりソフトウエア・デファインド・ビークル(SDV)開発の期間短縮が可能となる。

今後はさらなる拡張も計画しており、自動車メーカーがクラウドを使用して、ハードに依存せずデジタルコックピット開発を実現できるよう支援する。

デジタルコックピットは、SDVの車室空間の基盤。インフォテインメントシステムや快適性確保、先進運転支援システム(ADAS)などを網羅するため、異なる複雑なソフトのシステムを統合することが課題になっている。