フォルクスワーゲングループジャパン(VGJ、マティアス・シェーパース社長、愛知県豊橋市)は、アウディのブランド発信拠点となる「アウディシティ銀座」(東京都中央区)をオープンした。正規販売店のMID ALFA(相川政二社長、札幌市東区)と共同で運営する。特に電気自動車(EV)の発信に力を入れる。原則として、営業担当者は置かない。
日本で知名度が高く、上質なイメージがある「銀座7丁目」に立地しており、都市部の消費者を中心にブランドを浸透させていく。シェーパース社長は「欧米、中国に比べると、アウディはまだ日本では知られていない。100年以上、車を造っているアウディの良さ、価値観を伝えていく」と語った。
新拠点は14年ぶりに、ショールームの新コンセプトを導入。アウディの先進性と「和風」のデザインを合体させた。店舗外観にはアウディ車のヘッドライトがモチーフのデザインとした。内部は55㌅の透明有機ELパネル12枚を設置し、奥行きある空間を演出した。
延べ床面積は300平方㍍超で、3台を展示する。21日までは、10台限定で国内販売する「RS6アバントGT」も並べる。