マセラティジャパン(木村隆之代表、東京都港区)は11月11日、スポーツカー「MC20 チェロ」に日本限定の特別仕様車を設定して発売したと発表した。マセラティのモータースポーツを象徴する青を基調としたボディーカラーの「ブルーインフィニート」と赤を基調とした「ロッソヴィンチェンテ」を各2台ずつ限定生産する。納車開始は2025年1月以降を予定している。

外装は1950年代後半の車両に使用されたデザインをMC20に再現した。当時のモータースポーツで主流だったオープントップも継承している。ブルーインフィニートは1958年「250F T3 ピッコロ」からインスピレーションを受け、青のボディーに白の「バードケージ」デザインを施した。フロントグリルやCピラーのトライデントバッジも白に統一している。

ロッソヴィンチェンテは「350S」と同じ青と白の3色ストライプをボンネットからエンジンフードにかけて施した。ルーフ格納部分にはソリッドグレーの大きなロゴを配置した。

内装は外装色と黒のコントラストに仕上げた。レーシング仕様のアルカンターラインテリアを採用し、外装との調和を意識した。また、日本市場で人気の高い、車高を調整できるサスペンションリフターやカーボンセラミックブレーキ、先進運転支援システム(ADAS)を標準装備。ホイールはグロッシーブラックの「ミロンホイール」とし、両モデルにブルーのブレーキキャリパーを搭載している。

価格は「ブルーインフィニート」が4736万円、「ロッソヴィンチェンテ」が4886万円(消費税込み)。