日本自動車販売協会連合会(自販連、加藤敏彦会長)と全国軽自動車協会連合会(全軽自協、赤間俊一会長)が13日発表した10月の中古車登録・届け出台数は前年同月比6.0%増の57万4010台となり、3カ月ぶりに前年を上回った。登録車、軽ともにプラスに転じた。9、10月と2カ月連続で新車販売台数が前年実績を上回ったことで、下取り車の発生台数も増加。中古車の流通が増えたことが小売りにも効いたとみられる。

 自販連が公表した10月の中古車の登録台数は同7.9%増の32万7939台となり、3カ月ぶりに前年を超えた。車種別では乗用車が同7.9%増の28万4958台で、貨物車は同8.1%増の3万4767台だった。

 全軽自協がまとめた10月の軽の届け出台数も、3カ月ぶりのプラスとなる同3.5%増の24万6071台。国産車の8銘柄中、6銘柄が前年実績を上回った。マイナスだった三菱自動車とスバルもほぼ前年並みを確保した。