エイチワンは12日、郡山事業所(福島県郡山市)の生産、開発機能を他の国内拠点に移管すると発表した。供給先であったホンダの狭山工場が閉鎖したことで稼働が減少し、生産性が悪化していた。拠点網を集約することで生産性を高めていく考え。生産移管後は、同拠点の資産売却などを検討していく。
郡山事業所は、自動車用フレームの生産工場と研究開発機能を有する。10月末時点の従業員数は290名で、雇用を前提に、他拠点への異動、出向を進めていくとしている。2026年3月末を目途に集約を完了する予定。
集約後、同社の国内生産拠点は、前橋工場(群馬県前橋市)、太田工場(群馬県太田市)、亀山工場(三重県亀山市)、湖南工場(滋賀県湖南市)、豊後高田工場(大分県豊後高田市)の5拠点となる。