ブリヂストンは、インドのタイヤ生産拠点であるプネ工場(マハラシュトラ州)とインドール工場(マディヤ・プラデーシュ州)の能力増強を発表した。約8500万㌦(約119億円)を投じ、プネ工場は2029年までに年産約110万本の増産体制を整えるほか、インドール工場では、プレミアムタイヤの生産に向けた設備投資を行う。
インドでは中長期的な自動車販売の伸長が見込まれており、ブリヂストンとしても高付加価値製品へのシフトを急いでいる。将来に向け、需要増に対応できる生産体制を構築する。
能増投資に加え、2025年にはプネ工場内にサテライト・テクノロジーセンター機能を設置する。インドにおける原材料企画から製品調査設計までの技術開発力の強化などを図る計画だ。