レベル4認可を取得した自動運転バス車両「Minibu」

 ティアフォー(加藤真平社長、東京都品川区)は、長野県塩尻市の一般道で、同社の自動運転システム「AIパイロット」が、自動運転「レベル4(特定条件下における完全自動運転)」の認可を取得したと発表した。昨秋の相模原市に続く認可取得だ。歩行者と一般車両が混在する一般道で、最大時速35㌔㍍での走行によるレベル4認可は全国初という。

 認可対象は塩尻駅と塩尻市役所間の経路。レベル4として運転者を必要とせずに自動走行する。

 AIパイロットは、オープンソースの自動運転ソフト「オートウェア」と、それに対応したセンサーやコンピューターシステム、通信システムなどで構成され、さまざまな車両に搭載できる。今回のレベル4認可で得たプロセスや設計は公開するという。

 政府は「デジタル田園都市国家構想戦略」で、2025年に50カ所程度、27年に100カ所以上での自動運転サービスの導入を掲げている。