JX金属(林陽一社長、東京都港区)は、茨城県ひたちなか市で計画を進めている「ひたちなか新工場(仮称)」で、建屋の建設工事開始を発表した。現地で9月末、安全祈願祭を開いた。新工場は半導体用スパッタリングターゲットの生産を担う。2025年度中にも試運転を始め、順次、生産能力を高めていく。

 同社は、新工場を含む主要拠点が集中する茨城県を重要地域と位置づけ、先端素材分野の事業に注力している。