日本ミシュラン(群馬県太田市、須藤元社長)は、日本全国のホテル・旅館を個性や魅力度などから3段階で格付けするセレクション「ミシュランキー」を発表した。合計108軒の宿泊施設に付与され、最上級の「スリーミシュランキー」には「アマネム」(三重県志摩市)や「パレスホテル東京」(東京都千代田区)など、6軒が選ばれた。

ミシュランキーの選定はアジアでは日本が初めてで、ミシュランガイド公式サイトで公開した。「ホテル自体が旅の目的地でその土地ならではの体験ができる」「価値に見合った体験ができる」など、5つの基準で評価した。

「最上級の滞在」であるスリーミシュランキーは他に「強羅花壇」(神奈川県箱根町)、「ホテル・ザ・ミツイ・キョウト」(京都市)、「フォーシーズンズホテル東京大手町」(千代田区)、「ブルガリホテル東京」(中央区)が選ばれた。「素晴らしい滞在」のツーミシュランキーは17軒に、「特別な滞在」のワンミシュランキーが85軒だった。

セレクションを統括したミシュランガイド・インターナショナルのグウェンダル・プレネック・ディレクターは「選ばれた宿泊施設はユニークで、日本のおもてなしを体現している」とした上で、ミシュランキーを通じて日本の宿泊施設業界が盛り上がることに貢献していく考えを示した。