スバルは、タイのノックダウン(KD)工場を閉鎖する方針を30日までに明らかにした。具体的な時期は明確にしていないが、2025年以降は日本からの輸出に切り替えるという。19年に稼働したばかりの比較的新しいKD工場だが「変化の激しい市場に対応する」(スバル広報部)ため、閉鎖を決めた。

 マレーシアのタンチョン・グループとスバルの合弁会社「タンチョン・スバル・オートモーティブ」のKD工場を閉鎖する。同工場では「フォレスター」を組み立て、タイのほか、マレーシアやカンボジア、ベトナムに出荷している。23年(1~12月)の生産実績は約5千台。