鈴木俊一財務相兼金融担当相は14日の閣議後会見で「団体扱(あつかい)契約」の自動車保険で、大手損害保険4社が不適切な価格調整を行っていた可能性があり、調査していることを明らかにした。

 4社は東京海上日動火災保険、損害保険ジャパン、三井住友海上火災保険、あいおいニッセイ同和損害保険。

 鈴木金融担当相は「(4社から)報告があったため、調査が必要と判断し、件数を含めて実態把握をしている」と語った。関係者によると、4社は「大口団体割引」の割引率を低めに抑えるなどの事前調整を行っていた疑いがある。