幅広い輸送ニーズに応えるeキャンター
燃費性能を高めた新型「スーパーグレート」
今回はキャリアカーも展示する

 三菱ふそうトラック・バスは、「We connect new Road~三菱ふそうは新たな道を繋ぎ続ける」をテーマに、初公開の2台を含む最新車両や、稼働を最大化するサービスを出展する。労働時間の上限規制で輸送能力が不足する「2024年問題」や、環境問題などの課題解消につながる新たな技術を紹介する。

 実車展示では、大型トラック「スーパーグレート」や電気トラック(EVトラック)「eキャンター」のキャリアカー、ごみ収集車を展示する。スーパーグレートは昨年発売したばかりの新型車だ。排気量12.8㍑の新開発エンジンとともに空気抵抗を低減するキャブを採用して燃費性能を高めた。今回は、純正用品を装着したうえで専用塗装も施した特別仕様車を初公開する。

 また、eキャンターのキャリアカーも初公開のモデルだ。eキャンターは、昨年の全面改良でシャシーラインアップを28型式に拡大しており、バリエーションの豊富さで導入実績を積み上げている。キャリアカーでも電動車シフトを促す。

 EVの導入に向けた企業向けサービスも紹介する。三菱商事、三菱自動車と立ち上げる新会社「イブニオン」は、充電インフラや、用途に応じた最適なEV運用を支援するオンラインプラットフォームを提供する。乗用・商用、メーカーを問わず包括的にEV関連サービスを利用できるようになるのが特徴だ。サービスは8月から提供開始する。配送計画・管理システム「ワイズ・システムズ」やテレマティクスサービス「トラックコネクト」と合わせ、輸送業務の脱炭素化や効率化を力強くサポートしていく。