マツダは18日、3列シートの新型SUV「CX―80」を世界初公開した。欧州では5月に予約受注を開始し、フラッグシップモデルとして今秋に発売する。日本でも2024年内に発売する。

 欧州では、3.3㍑直列6気筒ディーゼルエンジンをベースとしたマイルドハイブリッド車(HV)と、2.5㍑直列4気筒ガソリンエンジンをベースにしたプラグインハイブリッド車(PHV)を展開する。マイルドHVの燃費は5.7~6.4㍑/100㌔㍍(社内想定値)、PHVの燃費は開示していない。車両サイズは全長4995×全幅1890×全高1710㍉㍍。最高出力はマイルドHVが187㌔㍗(約254馬力)、PHVが241㌔㍗(約328馬力)。

 装備面では、前方車両に追従して走る「クルージング&トラフィックサポート(CTS)」の作動中に緊急停止を支援する機能を搭載した。手放し運転のほか、ドライバーが居眠りしたり、意識を失ったりした場合、段階的に注意喚起した上で減速、停止する。

 車両価格は国によって異なる。ドイツでは5万5350 ユーロ (約910万円)から。