サンタクルーズXRT(2025年型)

 ヒョンデは、米国の「ニューヨーク国際自動車ショー」でピックアップトラック「サンタクルーズ」の改良型を2025年モデルとして初公開した。内外装デザインを大幅に変更すると同時に、インフォテインメントと運転支援装置を拡充した。今夏の発売を予定する。

 改良では、上級モデル「XRT」のフロントグリル、前後バンパーに専用デザインを採用した。さらに18㌅ホイール、オールテレーン(オン・オフロード兼用)タイヤを標準化するなどして、悪路走破性を高めた。

 内装では、インストルメントパネル上に横長の曲面ディスプレーを設置。その中にドライバー向けの情報表示部と、AVN(オーディオ・画像・ナビゲーション)の表示に利用するセンターディスプレーを配置した。画面サイズはいずれも12.3㌅。オーディオやエアコンには機械式スイッチを設け操作性を高めた。アップル及びアンドロイドの車両向けアプリケーション、無線による車載ソフトのアップデート(OTA)、車内決済システムに対応する。

 エンジンは従来同様2.5㍑4気筒直噴ガソリンで、自然吸気とターボを用意。これに8速自動変速機を組み合わせる。四輪駆動には電子制御の前後トルク可変配分機構を採用して運動能力を高めた。四輪駆動ターボ車のけん引応力は5千㍀(約2300㌔㌘)とする。