台湾・鴻海科技集団主導で電気自動車(EV)を開発する枠組み「MIHコンソーシアム」は、1日付で最高経営責任者(CEO)に日産自動車元役員の関潤フォックスコン最高戦略責任者(CSO)が就任する人事を発表した。関氏主導のもと、革新的技術の開発や標準化の取り組みを加速するという。

 MIHコンソーシアムは、日本企業100社を含む2700以上の企業が参画し、EVやスマートモビリティを開発する枠組み。25年には日本やタイ、インドでEVを発売する計画だ。関氏は日産自動車や日本電産の役員を務めた後、23年からフォックスコンのCSOを務めている。