ダイハツ工業は25日、延期していた春季労使交渉(春闘)の回答を労働組合に提示したと発表した。22日付で組合に提示した。組合側は賃金改善分について要求を見送っていたが、経営側は月額2千円の賃上げを回答した。一時金は、要求通り年間5.0カ月分を回答した。

 同社は「交渉の中で示された風土改革に全力で取り組んでいく、という組合員の決意に会社としても応えたいとの思いから、賃金は要求を上回る回答、一時金は満額という回答をした」とコメントしている。組合側も回答を了承し、妥結に向けて手続きを進めていく。