「新しい技術の提案をしても、『それで、いくらなの?』で終わってしまう。がっかりだ」。こんな不平不満をサプライヤーの社長から聞いたことがある。良いアイデアも、結局はコスト。これでは現場のやる気も削がれるというものだろう◆一方、ある自動車メーカーの役員は、購買を担当していた若い頃の反省を語っていた。曰(いわ)く、開発担当者がこの部品を採用してほしいと…