東京電力ホールディングス(HD)は21日、人工知能(AI)を用いて電気の流れを最適化するV2H(ビークル・トゥ・ホーム)用充放電器の新製品を開発したと発表した。ダイヤモンドエレクトリックホールディングスの子会社と共同で研究してきたもの。電気自動車(EV)から家庭の電気設備への給電などをAIが一括で管理し、電気の使用状況を可視化する機能を持たせた。発売は24年夏頃の予定。
新製品「アイビスVa―1」は、独自の電力変換技術を用いることで機器の小型化を実現。アプリで各ユニットの稼働状態や、家電別に電気の使用状況がリアルタイムで確認できるという。
東京電力HDでは30、31日に都内で開かれる環境関連イベント「E―TOKYOフェスティバル2024」で同製品を展示する計画だ。