システム開発を手掛けるデータハックス(大西洋平太代表、東京都渋谷区)は、駐車場料金の自動決済サービス「電脳ETC」の提供を開始したと発表した。人工知能(AI)を搭載したカメラが車番情報を読み取り、出庫時に自動でキャッシュレス決済する。入出庫にかかるユーザーの利便性向上につなげる。駐車場事業者にとっても、精算機や出入り口のゲートなどの設備投資が抑えられるほか、管理の手間も削減できるとしている。
ユーザーは、事前に車番とクレジットカードの情報を登録することで利用可能になる。駐車場に設置したAIカメラが入庫や出庫を判断し、決済を完了するほか、ユーザーにも通知する。時間貸しの駐車場では料金精算による混雑や渋滞が起きがちだが、こうした課題も解決できるとみている。