レクサス「LS」のアドバンストドライブ搭載車(日本仕様)

 米国道路安全保険協会(IIHS)は、先進運転支援システム(ADAS)に関する評価結果を公表した。自動車メーカー9社、14システムを調査したところ、トヨタ自動車のレクサス「LS」に搭載された「レクサス チームメイト ウィズ アドバンストドライブ」のみが「良」と評価された。米テスラや独メルセデス・ベンツ、BMW、ボルボなどの11システムは軒並み「不可」と評価された。

 「可」と評価されたシステムは、日産自動車のSUV「アリア」の「プロパイロットアシストウィズナビ―リンク」、ゼネラル・モーターズのGMC「シエラ」の「スーパークルーズ」の2システムだ。

 不可と評価されたのは、ボルボ「S90」に搭載されている「パイロットアシスト」や、BMW「X1」の「アクティブドライビングアシストプロ」などとなった。

 IIHS代表のデビッド・ハーキー氏は「ドライバーの中には、一部の自動運転により長距離運転が楽になると感じる人もいるかもしれない。ただ、運転がより安全になるという証拠はない」とコメントした。