全トヨタ労働組合連合会(西野勝義会長、組合員35万7千人)は2024年の春季労使交渉(春闘)の回答状況をこのほど公表した。傘下組合の大半が昨年を上回る賃上げ要求を行ったが、デンソーやトヨタ紡織など各社で満額回答が相次いだ。トヨタ自動車が労務費上昇分などを部品の仕入れ価格に反映する方針を示したことについて、吉清一博事務局長は「トヨタのメッセージは加…