グリーン電力証書(イメージ)

 自動車メーカーが脱炭素に積極的に取り組むなか、整備工場の立場からも脱炭素への取り組みが求められている。ディーアイシージャパンは車社会の脱炭素化に向け、自動車そのものの脱炭素だけではなく、「グリーン電力証書」活用した脱炭素経営をシステムで提案している。

 同証書はソーラー発電等の「環境価値」を証書化したもの。今回出展する「GreeEN車検(グリーン車検)」は、同証書を活用したビジネスモデルで、整備工場はこの証書を活用することでCO2を排出しない電力を使用したことになる。

 伝票作成時にはCO2削減量をポイント換算し、ユーザーはスマートフォーンアプリ「Green Biz」でそのポイントを確認できる。お知らせ通知・入庫予約などコミュニケーションツールとしても活用できる。CO2削減量も確認することが可能で、ユーザーの脱炭素化に向けた取り組みを後押しする。

 新一等書記官システムでは、「AIナンバープレート識別システム」「公式LINE連携」で業務効率化を提案する。

 ナンバー識別システムは、駐車場に入場した車両のナンバープレートをAIで識別し、モニターに、氏名・新規客または顧客・来店目的などの情報を表示し、お客様への適切なアプローチを可能にする。

 LINE連携は、車検案内やキャンペーン情報を一括送信するだけではなく、見積書や納品書を個々のお客様に送信することが可能。業務効率化とCS(顧客満足度)向上の両面から整備工場への提案を積極化する構えだ。