マツダは16日、IT人材の採用やスタートアップとの協業を促す拠点「マツダイノベーションスペース東京」を六本木ヒルズ森タワー(東京都港区)に開設したと発表した。電動化やMaaS(サービスとしてのモビリティ)などの技術者らを常駐させ、新たな技術やサービスの開発を加速する。

 当初は電動化事業本部やMaaS事業本部、人事本部、MDI&IT本部の20人が常駐する。すでに取引があるIT企業などとの関係を起点に新しい企業とのつながりを広げ、電動化やMaaS関連のプロジェクトの新たな協業を探る。

 延べ床面積420平方㍍のフロアには、コミュニケーションを図りやすくするための空間や、集中して仕事をするためのスペースなどを設置。カフェや軽食スペースも用意した。スタートアップやIT企業との協業のほか、「キャリア採用向けのインターンシップもトライアルで行っていく」(竹内都美子執行役員)としている。