コベルコ建機(山本明社長、東京都品川区)は、最大吊り上げ能力25㌧級のラフテレーンクレーン「RK250―10」を発売した。オートアクセルや死角をサポートする装備を新たに搭載し安全性を高めた。特定特殊自動車平成26年排出ガス規制対応エンジンを採用した。

 新しいラフテレーンクレーンは5日に販売開始。クレーン操作時のレバーとペダルの操作量に応じてエンジン回転数を自動制御するオートアクセルによって、作業者の操作負担軽減と燃料消費量、エンジン騒音の低減を図った。新搭載の「ポンプオートストップスイッチ」によって、クレーンを一定時間使用しない場合にPTOポンプを自動停止し燃料消費を抑える。

 旋回台には後方・左後方・左前にそれぞれカメラを標準装備。走行時に死角となる前後左の視認を補助し、安全走行を支援する。

 12.1㌅のカラータッチパネルを採用して、情報確認と操作設定の利便性を高めた。パネルは反応速度が早くスマートフォン感覚で操作できるという。「セットアップラジコン」には2.7㌅のカラー液晶パネルを採用して画面を大型化し、見やすくした。

 価格は4900万円(消費税別)。