ヤマハ発動機労働組合は、2024年春闘で定期昇給とベースアップ(ベア)を含めた賃上げ要求について、月1万7400円を求めていくことを決めた。賃上げ要求額のうち、ベア分は1万1千円となる。賃上げ要求額としては過去最高となる。年間の一時金は、6.5カ月分を要求する。

23年春闘では、賃上げ総額で1万3400円(妥結額は1万5400円)を求めた。このうち、ベア分で7千円(同9千円)を要求しており、今年は昨年以上に物価上昇していることから要求額を引き上げた。一方、一時金は6.6カ月分(同6.5カ月分)を求めていた。

中央委員会終了後、平野雅紀中央執行委員長は「人材不足もあり、選ばれる企業であるためには賃上げしていく必要がある」などと述べた。

同組合は、14日に会社側に要求書を提出する。