生産再開後初めて出社する従業員
生産再開後初めて出社する従業員
約1カ月半ぶりに稼働再開したダイハツ京都工場
約1カ月半ぶりに稼働再開したダイハツ京都工場

ダイハツは2月12日、京都工場(京都府大山崎町)で車両生産を再開した。認証不正問題を受けて昨年12月下旬から生産を停止しており、稼働は約1カ月半ぶり。対象はOEM(相手先ブランドでの生産)供給するトヨタ「プロボックス」とマツダ「ファミリアバン」の2車種。

非稼働で従業員を出勤させていた昼勤に加え、夜勤でも生産を再開した。12日朝には工場前の様子が報道陣に公開され、足早に出社する従業員の様子が見られたほか、労いの言葉をかける地域住民の姿もあった。取材に応じたコーポレート統括本部の井出慶太統括部長は「顧客や仕入れ先の声を丁寧に確認して(再開の)結論に至った。品質や安全に万全を期して生産したい」と話した。

同工場で生産するダイハツ「トール」、トヨタ「ルーミー」およびスバル「ジャスティ」の現行車3車種は、国土交通省による基準適合性確認が完了していないことから、3月1日まで稼働停止の延長を決めており、1日以降の再開のめども立っていない。