ヤマハ発動機は、インドで電動スクーターの製造販売を手がける米国のスタートアップ、ワールド・オブ・リバー(デラウェア州)に1月末までに出資し、筆頭株主になったと発表した。出資比率や金額は非開示だが、役員を送り込み、インドの電動二輪市場で協力する。

 ヤマハ発は、インドで現地法人のインディア・ヤマハ・モーターが二輪車の製造を手がけ、現地の販売会社を通じて販売している。ヤマハ発によると、インドの二輪車総需要(2022年)は、約1536万台。28~30年にかけて2500万台まで増え、このうち2~3割は電動二輪が占めると予測する。ヤマハ発は、リバー社との協業を含め、拡大するインドの二輪市場で電動車の投入に向けて準備していく。