ティアフォー(加藤真平社長、名古屋市中村区)は自動運転システム開発プラットフォーム「エッジ.オート」の提供を始めたと発表した。車載カメラなど個別のハードウエアから統合化された自動運転システムまで、さまざまなソリューションを提供するとしている。

 同社で利用実績のあるセンサーやコンピューター、ソフトウエアを組み合わせ、最短で自動運転システム開発に取り組めるプラットフオームとしている。同社が手がけるオープンソースの自動運転ソフト「オートウエア」や自動運転開発運用プラットフォーム「パイロット.オート」、「ウェブ.オート」と組み合わせ、必要なソフトやハードの選定、評価、検証を効率化し、走行環境に合わせたソリューションを速やかに構築できるという。

 今年発売を予定する高品質カメラやセンサーフュージョン、「レベル4」(特定条件下での完全自動運転)水準の自動運転システム「AIパイロット」なども利用できる。ティアフォーの加藤社長はエッジ.オートについて「自動運転の社会実装を一層加速させる。パートナー企業も継続募集しプラットフォームを充実させる」としている。